進化なう 少しの外見上の違いでパートナーをえり好みする鳥 鳥って絶対面食いだよね

「~なう」という言葉もはや絶滅しましたね。

Scienceに進化に関わる面白い記事が載っていたので紹介します。

記事:Tiny differences in plumage and song have split two nearly identical birds into different species

内容をピックアップして説明すると

・南米にいるヒメウソという鳥は10種類いるが、それらの遺伝子を比較すると最も差が大きいのはメラニン合成遺伝子→つまり色素による外見上の差により種の分離が生じた可能性が高い。

 

・ヒメウソは見た目と鳴き声が若干異なるとそれだけで交尾しなくなる。

 

・ヒメウソは見た目と鳴き声が自分に似ている同性に対して高い攻撃性を示すようになる。→交尾のライバルになる可能性があるため

前々から思っていましたが、鳥って見た目気にしすぎじゃありませんか??

フウチョウとか見た目全振りだし、クジャクに至っては「よく生きてたなこんなド派手な生物」ってレベルです。

カタカケフウチョウ

 

フキナガシフウチョウ

 

クジャク

 

人間に好むように選択圧がかけられた犬や猫ならわかりますが、なんで鳥はこんなに見た目重視なんでしょう・・・

しかも、それで交尾しなくなるっていうのは面白いですよね。

オスもオスで、「こいつ見た目違うから俺の女にちょっかいかけないだろう」と安心しきっているというのもなんだか不思議です。

 

人間だって別種と交配したというのに

6年前に出た本ですが、「ネアンデルタール人は私たちと交配した」はとても衝撃的でした。

ネアンデルタール人は絶滅してしまったホモ属の旧人類ですが、我々ホモサピエンスとは遺伝子が大きく異なっています。そのため、以前は我々ホモサピエンスの祖先はネアンデルタール人と交配できなかったか、できても子供ができなかったと考えられていました。

しかし、この本の著者ステヴァン・ペーボ博士らの研究により我々のDNAにはネアンデルタール人から受け継いだ可能性が高い遺伝子が複数含まれていることが示されました。

ステヴァン・ペーボ博士らが所属するマックス・プランク研究所はドイツの研究機関であり、かつてドイツでは優生学に基づいたユダヤ人虐殺が行われていた経緯から、ヒトのDNAや進化を研究するのがタブーとされていたようです。そんな中研究をした経緯や、古いDNAを扱う大変さなどが書かれていて非常に面白い本でした。

今(2021年3月30日現在)kindleのセールの対象のようですね。41%ポイントが付くので、ぜひこの機会に読んでみるのをオススメします!

 

ネアンデルタール人と言えば、伊坂幸太郎の重力ピエロを思い出します。

重力ピエロの中で

「ネアンデルタール人とクロマニヨン人の違いは何か分かる?両方とも狩猟に頼ってたし、道具も使ってた。何万年かは、両者ともに地球にいたんだ。違う動物なのに、共存してたんだ。ただ、ある一点、決定的な違いがあった。 クロマニヨン人は芸術を愛したんだよ、兄貴」

というセリフがあります。

ネアンデルタール人は私たちよりも体格ががっちりしていたといわれています。加えて芸術も愛さなかったとされているネアンデルタール人。クロマニョン人(現生人類の祖先)のパートナー選びが鳥並みに厳しかったら、私たちのDNAにネアンデルタール人の痕跡は残らなかったかも知れませんね笑

今回もお読みいただきありがとうございました!!

 

DNA解析に関する過去記事:【データ公開】自分のDNAを調べてみて思ったこと 遺伝子的に私はアホなのかもしれない

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