【書評】薩摩という「ならず者」がいた。: 誰も語らなかった明治維新秘史

科学系ブログで歴史の本を書評します笑

薩摩藩が贋金作りをしていたって知っていましたか??(私は知りませんでした)

古銭収集マニアの間では有名なようで、ヤフオクを見てみると実際取引されていました。

しかも、なぜか島津藩が作った天保通宝のほうが普通の天保通宝より高い笑

島津藩鋳造:だいたい5000円前後

島津藩鋳造でない:だいたい500円前後

需要と供給で価格が決まるとはいえ、贋金のほうが本物よりも値段が高いというという謎(笑)

そんなならず者:薩摩藩についてフォーカスした本です。

 

 

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島津に暗君なし・・・? まさに鬼畜な鬼島津

鎌倉時代から続く名家、島津家。

戦国時代の終わりに島津義久、義弘らが、

江戸時代の終わりには島津斉彬が活躍しました。

歴史の要所要所で目立った活躍をするため、

島津に暗君なし

という言葉があるくらいです。

 

でもこの本を読んで、本当か・・・?と認識が変わりました。

「薩摩=地上の楽園」みたいな説を言う人が現われないとも限らないので、ここで釘をさしておけば、江戸時代における薩摩の農民の課税率は「八公二民」、つまり収穫高の八割がお上に巻き上げられて、残りの二割で生活していかねばならなかった

佐藤眞.薩摩という「ならず者」がいた。:誰も語らなかった明治維新秘史(Kindleの位置No.2361-2363).K&Kプレス.Kindle版.

 

・・・地獄かよ笑

現代日本人は諸々税率30%くらいでヒーヒー言っているのに、税率80%+身分制度とか。

これを超える税率は、島原の乱の原因になった松倉氏だけらしく、まさに生かさず殺さずのギリギリ攻めたライン。

 

目を付けたのは奄美大島や徳之島のサトウキビ栽培を藩の専売制にすることだった。いや、専売制というのでは実態は正しく伝わらない。これはむしろ、奄美大島や徳之島をまるごと植民地化すると言ったほうがいいだろう。つまり、これらの島でできる砂糖はほとんど全部、藩が公定価格(それはもちろん市場価格とは比べものにならないくらい低い)で買い上げて、私的な売買を行なった者は死罪に処すというもので、さらにこれに加えて、島内では現金の流通さえも禁止した。

佐藤眞.薩摩という「ならず者」がいた。:誰も語らなかった明治維新秘史(Kindleの位置No.898-900).K&Kプレス.Kindle版.

 

まさに鬼。流石は鬼島津。

筆者の佐藤 眞さんはどんな人?

1960年、福岡市生まれで、中学・高校の6年間鹿児島ラ・サール学園に通っていたようです。

そのため、鹿児島の風土についてのリアルな所感が書かれています。

曰く、男尊女卑が激しく、観光名所に乏しく、引っ越してきた人をよそ者扱いするそうな。

(あれ?あまり筆者は鹿児島がお好きでない?)

一周回っていってみたくなりました。

 

余談ですが、鹿児島は日本で2番目に源泉の数が多い場所です。(1位は大分)

参考 とにかくNo.1がいいんだ。いろいろな「日本一の温泉」早見表TRiP EDiTOR

ぜひ行ってみたいですね。

 

超余談 贋金と言えばニュートン

物理学者として有名なニュートンですが、彼はキャリアの中で贋金対策に関わります。

なんで硬貨の端っこってギザギザしているか知っていますか?

ニュートンがいた時代では金貨が使われていました。

そんな時代の悪い奴らは金貨の端を削って金を少し手元に残し、一回り小さくなった金貨を使っていたそうです。

手元に残った金を貴金属として売る、ということをしていたようで、削られていない証明のために溝が付けられたようです。

ニュートンの贋金対策についてはこちらの本がオススメです。

私が買ったときは3000円くらいしたのに、今では中古で3円+送料なんですね・・・

今日もお読みいただきありがとうございました!

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