予算から考える研究室選び 文科省らが選んだ「今最も独創性があると判断した研究室」

今回は大型研究予算を獲得している研究ってどんな研究?という点でお話しさせてください!

やってみて感じましたが、結構面白い研究の探し方として予算ベースで考えるのはアリでした!

 

そもそも研究予算てなんだ?

日本の研究力は低下している!! と耳にすることはありませんか?

その理由として、研究費予算が少ないからという点が指摘されます。

それほど、研究費予算は研究成果に大きな影響を与えます。

 

当然、予算を出す文科省や、日本学術振興会、科学技術振興機構などは

優れた研究を行っている研究者には多くの予算を割り当てよう!

となります。限りある予算の選択と集中です。

今回は、実際どんな研究室が大型予算を獲得できているのかについてご紹介します。

なお、一口に研究予算と言ってもいろいろあるのですが、今回は基礎研究に対して研究予算を割り当てる「科研費」についてお話しします。

参考:https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/38_jigyousetsumeikai/data/siryou1.pdf

 

科研費はどうやって割り振りを決めるの?

科研費とは、人文学、社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆ
る「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的資金」であり、ピアレビュー(※)により、豊かな社会発展の基盤となる独創的・先駆的な研究に対する助成を行うもの。
※研究者コミュニティによって選ばれている研究者が、科学者としての良心に基づき、個々の研究の学術的価値を相互に評価・審査し合うこと

「文部科学省研究振興局 学術研究助成課が作成した科学研究費助成事業(科研費)について」より

 

研究というと物理、化学、生物等のイメージがありますが、科研費は人文学、社会科学を含む多くの研究領域を対象としています。

令和2年度で採択された研究の中には「行動経済学の政策応用」や、「巨大古墳の構造解析」なども含まれます。

私はこれら領域については門外漢ですが、どんな研究が行われているのか、どんな活用が将来されるのか非常にワクワクします笑

 

科研費のランクは基盤S~Cまで4段階ある

関係ないですが基盤S って名前かっこよくないですか?笑

基盤Sの予算は 原則5年間の支給期間で合計 5,000万円以上 2億円以下

基盤Aの予算は 3~5年間の支給期間で合計 2,000万円以上 5,000万円以下

基盤Bの予算は 3~5年間の支給期間で合計 500万円以上 2,000万円以下

基盤Cの予算は 3~5年間の支給期間で合計 500万円以下

 

基盤Aが取れれば実験補助員、ポスドク等を雇える、基盤Sが取れれば特任助教が雇える、といった予算でしょうか。

基盤Sの採択率は昨年10%程度。

あれ?結構高い?

と一瞬思いましたが、そもそも基盤Sに出せる実績のある研究者自体が多くありません。

まだ実績が積めていない若手の研究者は基本的に応募しても時間の無駄なので応募しません。

応募する研究者がそもそも全員優秀で、その中の独創的で先駆的な上位10%の研究に与えられる予算。

それが基盤Sです。かっこいい。

2020年度の基盤Sを取った研究の中で面白そうな研究1つ紹介

今日のブログではひとまず1つ面白そうな研究を紹介します。

上のほうでも少し触れました「王陵級巨大古墳の構造分析に関する文理融合型総合研究」

古墳にどう最新科学でアプローチするのか非常にそそられます笑

研究者は岡山大学・大学院社会文化科学研究科の清家 章教授。

基盤Sに選ばれた研究領域は、宇宙線考古学という分野。

これは古墳の地表に出ている部分の正確な計測と、宇宙線であるミューオン(X線よりも透過性が高い)を組み合わせてより詳細な古墳の解析をするという研究テーマ。

最終的には皇室の都合上立ち入りが制限されている古墳の解析を行いたいとのこと。

あれ?なんか聞いたことあるなと思ったらブラタモリで見ました笑

あの先生か!!笑笑

つまり基盤Sとはそういうグレードの第一人者が獲得します笑

 

また後日面白そうな研究について調べて記事にしたいと思います。

なんとなくでやってみましたが、基盤Sから研究テーマを探すのは面白い!!

本日もお読みいただきありがとうございました!!

 

過去の投稿:この池の魚どこから?

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