この池の魚どこから?

父「土には命の精的なのあるのかな?」

実家の近くの池を見て父がつぶやいてました。「なんでこの池に魚いるんだ?魚いるような場所とつながっていないはずなんだけど・・・」
それを受けて当時の私は「命の精って笑  ファンタジーが過ぎるだろう笑」と思いつつも「・・・たしかに、なんでだろう。どうみても水路ないけど、見えない水路でもあるのかな」くらいにしか思いませんでした。
それから数年後その答えらしいものが見つかりました。

渡り鳥がコイの卵を運んでいる

タイトル「Experimental evidence of dispersal of invasive cyprinid eggs inside migratory waterfowl
科学雑誌「PNAS」に2020年に出された論文です。
「渡り鳥がコイの卵を運んでいる」という内容です!(タイトルがすべてですね笑)
概要を読むと、やはり私の父と同じように「なんでこんな場所にコイがいるんだ?」という疑問から始まったようです。
そして、メダカの卵が鳥の腸で休眠していることは知られていたみたいですね。
ということは、コイ限定のすごい能力というわけではなくて、いろんな種類の魚が持っているスキルのようです。

概要中の面白い単語

endozoochory
動物被食散布」という意味のようです。(絶対受験じゃ習わないわ笑)
植物がわざわざおいしい果実を作るのは鳥に種を運ばせるため、というのはよく聞きますが、魚も持っているとは。
killifish
めだか」。一瞬「なんだこの恐ろしい名前の魚は・・・」と思いましたが「kill “i” fish」
invasive cyprinids
「侵略的なコイ」?invasive cyprinidsの後に(common carp)と書いてあるので、普通のコイのようです。
たびたびTV番組などでコイが外来種として海外で困っている、という話を見聞きしますが、どうやら正しそうです笑
こち亀でも中川が「コイが住めない水は最悪というくらい生存力が強い」的なことを言っていましたね。
わざわざinvasiveを付けるあたりが若干の憎しみを感じます。
生き物ってすごい

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