最近植物関連の投稿を何件かして、植物って地味だけど面白いよなと再認識しました。
以前「世界史を大きく動かした植物」という本を昔買ったのを思い出して、それについて改めて読んでみたらやはり面白かったので、いい機会なので紹介します。
最近の植物関連の投稿
【基盤S研究シリーズ3】 植物ミトコンドリアを改変した育種方法 そのうちスーパーに並ぶかも
その能力もらうよ 植物のもつ「毒耐性能力」を自分に取り込んで毒耐性を獲得する害虫
「世界史を大きく動かした植物」で紹介されている植物
本書では
・コムギ
・イネ
・コショウ
・トウガラシ
・ジャガイモ
・トマト
・ワタ
・チャ
・サトウキビ
・ダイズ
・タマネギ
・チューリップ
・トウモロコシ
・サクラ
の14種類の植物について紹介されています。
たしかに、中学高校の地理・世界史等の授業で出てきた植物が多いですよね。
そして私たちの食生活にも欠かせないのばかりです。
この1コマだけでもコムギ、イネ、コショウ、ジャガイモ、トマト、ワタ、サトウキビ、ダイズ、タマネギ、トウモロコシの10種類は入ってそうです笑 (ワタはひなちゃんの服として笑)
コムギ・・・肥沃な三日月地帯、パン・パスタの原料
イネ・・・日本を含む東南アジアのソウルフード
コショウ・・・かつては金と同価値とされ、新大陸発見のモチベーションとなった
ワタ・・・繊維のもととなる。思えば産業革命も元々紡績機械から始まった
チャ・・・アヘン戦争はチャをイギリスが買いすぎて貿易赤字になったことが発端
サトウキビ・・・プランテーション農業と植民地化
チューリップ・・・世界初のバブルはチューリップの球根に対する投機
トウモロコシ・・・中南米のソウルフード。近年はバイオエタノールへ活用される植物
とか。聞きかじった知識があるからこそ、そこから少し深堀りした情報が載っていて面白い本でした。
トウガラシ、ジャガイモ、トマト、ダイズ、タマネギ、サクラと世界史の絡みはあまりよくわかりませんよね。
でもよく考えると、トウガラシ、ジャガイモ、トマトはアメリカ大陸原産ですが、
トウガラシは韓国のキムチ、ジャガイモはドイツのジャーマンポテト、トマトはイタリアのパスタソースなどが有名になっていますよね。
ジャガイモは世界史等ではそれほどフォーカスして学びませんが、ヨーロッパの食生活を支えて、家畜の飼料にもなることからドイツのソーセージとかはジャガイモのおかげで発展したそうです。
フランスの一般的家庭料理の「ムッシュ・パルマンティエ」はジャガイモを使った料理です。
トマトもジャガイモも元々は食用としてあまり広まらなかったようなのですが、それをどうやって広めたのか、当時の知識人たちの創意工夫も面白い点でした。
個人的にはコーヒー、カカオも入るとなおいいかなとは思いました。
普段私たちが飲むのって緑茶、紅茶、コーヒーですよね。冬はココアとか。カフェイン祭りです。
カフェインとの関わりはこちらの本が面白かったのでオススメです。
興味があればぜひ読んでみてください!
今日もありがとうございました!